CARDANO GOVERNANCE

1つのウォレットholderがかかわる2種類の委任

ホルダーが混同しやすい2種類の委任を、実際に動かして体感するガイド。仕組みから、あるいはシミュレーションから。

シミュレーションを始める まず違いを知る
SCROLL
POOL × DREP

同じ「委任」でも、まったく別のものです。

名前が似ているだけで、預ける先も、効くものも、リスクの種類も違います。

POOLステーキングPOOL委任 DREPDRep委任
何に効くかチェーンそのものの安全性チェーンの未来を決める予算
預ける先ステークプール運営者(SPO)DRep(代理投票者)
決めること誰がブロックを作るかどの提案を可決するか
報酬ステーキング報酬が発生する報酬には影響しない
集中への歯止め飽和度がある(集まりすぎると報酬が頭打ち)ない(集まった分だけ影響力が増える)
投票できる提案ハードフォーク・憲法委員会など4種類のみ
予算の使い道には投票できない
すべての種類
トレジャリー引き出しを含む
集中したときのリスク運営者が停止すると、その分のブロック生成が止まる少数の判断だけで提案の可否が決まる
実態は測れるか技術的事実で測れる
稼働・独立性・相乗りの有無
測りにくい
投票内容の評価は立場によって変わる
DREP 委任
シミュレーション

たった10人で、半分を握る。

これはあくまでシミュレーションです。母数を100人に単純化し、人数やパーセンテージは分かりやすさを優先して調整しています。実在のDRepや実際の提案を再現したものではありません。
ただし「上位のごく少数が大きな割合を占める」という力の偏り方だけは、実際のCardanoのDRep分布を参考にしています(既定の棄権・不信任枠を除いた本物のDRepでは、上位10人だけで委任の約50%。2026年・GovTool/AdaStat調べ)。

残り90人がどう束になっても、この10人の判断ひとつで届く力に匹敵します。人数ではなく、量が結果を決めます。下の2つを実際に動かしてみてください。

01いま、誰がどちらに立っているか
賛成 反対 あなた 20%
人数
賛成 4人反対 76人
投票力(結果を決めるのはこちら)
賛成 58%反対 22%

円の大きさは投票力です。人数では反対が圧倒的でも、面積では賛成が上回っています。右の 02 で投票すると、あなたの円が移動します。

02あなたなら、どう動きますか

提案:あるインフラ整備に予算を出す。ただし初期費用だけでなく、運用維持費として毎年トレジャリーから継続的に請求され続ける構造になっている。

あなたは20%を持つDRepです。まだ投票していません。賛成にも反対にも傾けることができます。これが投票力です。

あなたの20%を、どう使いますか?

58.0%賛成率(棄権を除く)
否決見込み

まだ投票していません。あなたの20%をどう使うか、上から選んでください。

LOBBYING
提案者の視点

あなたが提案者なら、誰に営業しますか。

これもシミュレーションです。人数や割合は分かりやすさを優先して調整しています。
立場を変えてみます。あなたは予算を申請する側です。この提案を通せば、資金を受け取れます。限られた時間で、誰に「賛成してください」と伝えに行きますか。

上の3つから、営業先を選んでください。

POOL 委任
プール委任ゲーム

どちらのプールに、委任しますか。

これもシミュレーションです。架空の3つのプールで、数値は分かりやすさを優先して調整しています。実在の事業者を指すものではありません。
表向きの数字はどれも健全に見えますが、1つは裏で他の28プールと同じ運営者・同じ基盤に繋がっています。名前が別々でも、障害はまとめて起こりえます。

プールを選ぶと、①飽和度と②その運営者が停止したときのネットワークへの影響が表示されます。

① 飽和度
プールを選んでください
② この運営者が停止したら
プールを選んでください

上の3つから1つ選んでください。

実際に測れます

Cardano Relay Health Ranking

このゲームで扱った「稼働しているか」「リレーが独立しているか」「同じ基盤に相乗りしていないか」は、DRepの投票内容と違って誰が見ても同じ答えになる技術的事実です。だから点数にできます。
実際のCardanoのプールについて、その指標を集計して公開しているのがこのサイトです。

実際のランキングを見る
2つの委任

委任は2本、別々に出ています

ひとつのウォレットから、別々の委任が2本出ています。多くの場合、意識しているのは片方だけです。どちらから進むか、選んでください。

CARDANO
2つの委任
POOLDREP

上の項目を押すと、ここに説明が表示されます。

ここまでが、2つの委任です。

人数ではなく量が結果を決めること。1票の力は投票力次第で変わること。もう一度、上から辿ることもできます。

もう一度、上から見る