ホルダーが混同しやすい2種類の委任を、実際に動かして体感するガイド。仕組みから、あるいはシミュレーションから。
名前が似ているだけで、預ける先も、効くものも、リスクの種類も違います。
| POOLステーキングPOOL委任 | DREPDRep委任 | |
|---|---|---|
| 何に効くか | チェーンそのものの安全性 | チェーンの未来を決める予算 |
| 預ける先 | ステークプール運営者(SPO) | DRep(代理投票者) |
| 決めること | 誰がブロックを作るか | どの提案を可決するか |
| 報酬 | ステーキング報酬が発生する | 報酬には影響しない |
| 集中への歯止め | 飽和度がある(集まりすぎると報酬が頭打ち) | ない(集まった分だけ影響力が増える) |
| 投票できる提案 | ハードフォーク・憲法委員会など4種類のみ 予算の使い道には投票できない | すべての種類 トレジャリー引き出しを含む |
| 集中したときのリスク | 運営者が停止すると、その分のブロック生成が止まる | 少数の判断だけで提案の可否が決まる |
| 実態は測れるか | 技術的事実で測れる 稼働・独立性・相乗りの有無 | 測りにくい 投票内容の評価は立場によって変わる |
これはあくまでシミュレーションです。母数を100人に単純化し、人数やパーセンテージは分かりやすさを優先して調整しています。実在のDRepや実際の提案を再現したものではありません。
ただし「上位のごく少数が大きな割合を占める」という力の偏り方だけは、実際のCardanoのDRep分布を参考にしています(既定の棄権・不信任枠を除いた本物のDRepでは、上位10人だけで委任の約50%。2026年・GovTool/AdaStat調べ)。
残り90人がどう束になっても、この10人の判断ひとつで届く力に匹敵します。人数ではなく、量が結果を決めます。下の2つを実際に動かしてみてください。
円の大きさは投票力です。人数では反対が圧倒的でも、面積では賛成が上回っています。右の 02 で投票すると、あなたの円が移動します。
これもシミュレーションです。人数や割合は分かりやすさを優先して調整しています。
立場を変えてみます。あなたは予算を申請する側です。この提案を通せば、資金を受け取れます。限られた時間で、誰に「賛成してください」と伝えに行きますか。
上の3つから、営業先を選んでください。
これもシミュレーションです。架空の3つのプールで、数値は分かりやすさを優先して調整しています。実在の事業者を指すものではありません。
表向きの数字はどれも健全に見えますが、1つは裏で他の28プールと同じ運営者・同じ基盤に繋がっています。名前が別々でも、障害はまとめて起こりえます。
プールを選ぶと、①飽和度と②その運営者が停止したときのネットワークへの影響が表示されます。
上の3つから1つ選んでください。
このゲームで扱った「稼働しているか」「リレーが独立しているか」「同じ基盤に相乗りしていないか」は、DRepの投票内容と違って誰が見ても同じ答えになる技術的事実です。だから点数にできます。
実際のCardanoのプールについて、その指標を集計して公開しているのがこのサイトです。
ひとつのウォレットから、別々の委任が2本出ています。多くの場合、意識しているのは片方だけです。どちらから進むか、選んでください。
上の項目を押すと、ここに説明が表示されます。
人数ではなく量が結果を決めること。1票の力は投票力次第で変わること。もう一度、上から辿ることもできます。
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